毎天在両国
初めての東京。関西人のお江戸暮らしを思いつくまま。
歌舞伎座で芝居三昧
- 2013/05/13 (Mon) |
- お芝居 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
やっと歌舞伎座の杮落としに行ってまいりました。コケラオトシって1ヶ月くらいかと思っていたら、8月も新開場のコケラオトシ公演のままなんですね。私のお目当ては二部の吉田屋。華やかなこの演目は結構観ることが多くて、仁左衛門と玉三郎の吉田屋も2回目です。
このお二人、70近い爺さんと60過ぎの爺さんとは思えないくらいお美しい。仁左衛門の憎めない色男は愛嬌があって可愛らしく、玉三郎の夕霧はその美しさだけで圧巻です。玉さまは存在感がすごく、登場しただけで空気が変わります。あのお方は人間じゃないかも。・・・ヒトよりもモノノケに近い感じです。途中幇間役で出てきたのは、仁左衛門さんのお孫さんの千之助さん。一生懸命の舞台が可愛らしい。それにしても・・・仁左衛門さんはカッコいいなぁ。以前、平成中村座で渡海屋の知盛を観ましたが、あの迫力ったら!!
第二部を観た後、友人がどうしても玉三郎の娘道成寺が観たいと、第三部を幕間席で見ることにしました。幕間席は一幕ずつを4階から観る、当日に販売する座席です。なんと2000円!ちょっと観るにはいいかも。でもその幕間席のチケットの購入にも長蛇の列で、一幕目の梶原平三誉石切は立ち見、その後の京鹿子娘二人道成寺は何とか座席を確保できました。白拍子は玉三郎と菊之助の二人です。玉三郎は相変わらずの美しさですが、菊之助も可愛らしくて美しい。私は踊りの良し悪しはよく分からないのですが、二人とも艶やかで、軽やかで・・・。本当に釘付けになりました。後は清元っていうのですか、義太夫と三味線、鼓の楽団の演奏もすごかったです。私はどちらかと言えば、文楽のだみ声の義太夫と太棹が好きなのですが、歌舞伎の伴奏も華やかでステキです。
お昼は第二部が始まる前に横のビルで松竹がやっている日本料理“ほうらく”で昼定食を食べました。ちょうど歌舞伎座の真横にあって、窓から歌舞伎座の大屋根が見えます。
これにお造りとご飯、味噌汁、デザートがついて3000円。うーん、歌舞伎の顔見世みたいに少しずついろんなものが食べられてお腹もいっぱいになったし、お得感ばっちりです。
この日はとっても暑かったのですが、歌舞伎座で芝居見物するのだから頑張って着物で行きました。
薄緑色に茶色の松かさみたいな絞りの着物に、緑の鳥や葉っぱの刺繍の白っぽい帯、卵色の帯揚げに、白と臙脂の帯締めです。暑かったので、うそつきのスリップに取り外しの出来る半襟をつけて襦袢なしで着付けました。それでも長時間着ていると、胸の紐が苦しくなってきて、ちょっと辛かったです。・・・何とか楽に長時間着ていられる着付けを覚えないと。
PR
カレンダー
プロフィール
HN:
oyamei
性別:
女性
職業:
会社勤め
自己紹介:
上海から両国に越してきました。着物姿でお江戸をぶらぶら。
COMMENT