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毎天在両国

初めての東京。関西人のお江戸暮らしを思いつくまま。

カテゴリー「すもう」の記事一覧
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白鵬おめでとう!そして優勝パレード

結局・・・貫禄の差と言うか、経験の差と言うか・・・。白鵬の全勝優勝でした。それにしても優勝インタビュー立派でしたね。稀勢の里が頑張っていたから自分も頑張れたなんて、余裕がないととても出ないコメントだと思います。モンゴル人の身で、長期間、努力して立派に日本の伝統を守ってきているのに(前のモンゴル人横綱と違って・・・)、やはり日本人力士に応援がいってしまう現実に、悔しいと言うか、やるせないと気持ちがあったかとも思うけれど、気持ちをまっすぐ持って真剣に勝負に取り組んだ結果、優勝した・・・という感じです。おめでとう!白鵬!

っと言うことで、6時前にアパートを出て、優勝パレードを観に国技館へ行きました。すでに正面出口には人がいっぱい。警察がコーンを置いて人波を整理しています。・・・外人はでかいんだから、後ろに行って欲しいなぁ。



警察官のおじさんが大活躍。”まだ、出てきません!””今、写真撮影中です!””気持ちは分かるけど慌てないで!”等と拡声器で状況を周りの群集に伝えます。

宮城野部屋の位置からすると、出て左に行くんだな・・・と思いつつ、いざ車が出てくると、規制線の関係なしで人がバァーっと前に寄って来ます。40分ぐらい待っていたのに、意味ないやんか・・・。なんとか後姿をパチリ!


横綱と大喜鵬を乗せたオープンカーはかなりゆっくりと進みます。入り口の前で待っているより、道路沿いに並んでいた方がよかったみたい。しばらく、オープンカーを追いかけました。途中、横綱がモンゴル国旗を肩に掛けています。

うーん、宮城野部屋の前で待つって手もあったな。
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あらら・・・

稀勢の里、負けちゃったよ。

観戦!五月場所

稀勢の里の活躍のおかげで、大盛り上がりの五月場所。7日目と13日目に観戦に行きました。7日目は同僚と桝席を予約、同僚たちには引かれたものの、着物姿で観戦しました。13日目は当日券を購入、2階の椅子席で観戦です。当日券は一番上の一列で空いているところに座るのですが、13日目は平日だったせいか、2階は結構すいています。適当な場所に座らせてもらいました。一応満員御礼の垂れ幕は下がったのですが、2階は空席もちらほら・・・。2階席の二段目までが売り切れたら満員御礼にする、とか決まりがあるのでしょうね。それにしても2階席は外人さんばっかりです。


13時からの”高見盛とハイタッチ”を狙っていたのですが、早い時間にもかかわらず長蛇の列!やっぱり高見盛は人気者。列に並ぶのはあきらめて、14時過ぎに国技館に入りました。これからのねらい目は、幕内力士の入場です。・・・あっ、碧山ぁ~!カメラが間に合わない。・・・いっ、勢ぃ~!ぎりぎり間に合ったけど、どアップ過ぎ。

ふっ、富士東ぁ~、渋谷ぁ~!・・・後姿はなんとか。

私の最近のお気に入りは玉ノ井部屋の富士東です。北京で働いていた頃、よく玉ノ井部屋のブログを見ていました。当時の渋谷が子豚ちゃんみたいで、とても可愛くて。まさかこんな立派な関取になるなんて。おばちゃんはうれしい。

国技館に入った力士は地下の支度部屋へ向かいます。一般人はもちろん支度部屋には入れませんが、同じく地下には250円でちゃんこが食べられる大広間があります。13日目は大嶽部屋の塩ちゃんこ。あっさりとしていてスープまで飲み干しました。


桝席で観戦したときには、名物の焼鳥を食べました。味が濃くて冷めても美味しくいただけます。それにしても一枡大人4人はやっぱり窮屈。外人さんは無理やろうなぁ。私も着物だったので、初めは正座で頑張っていたのですが、途中から斜めすわりにしたり、後ろに凭れ掛かったり。でも、桝席を二人で使うにはちょっとチケットが高いし。二人用の枡席もあるのですが、かなり後方になります。

国技館のお食事どころとして、2階に”雷電”というレストランがあります。以前ここで佐渡ヶ嶽親方(元イケメン力士琴ノ若関)を見たのに味をしめて、今回も行ってみました。・・・残念、誰もいない。ネギチャーシューとビールを注文。すごい量!でもトロトロと美味しい。


大相撲観戦で毎回感心するのは、切符切りの親方からもらうパンフレット。一枚の紙に、その日の対戦相手や、十両以上も力士ひとりずつの出身地、身長体重と今までの対戦成績が載っています。試合観戦ではこのパンフレットが大活躍。ここのところ、豪栄道、勢、妙義龍等、関西の幕内力士が活躍しているので、力が入ります。あと日本出身以外の力士を応援するのも楽しい。

本場所中に国技館で放送している”どすこいFM”を聴きながらの観戦もなかなか面白い。アナウンサーはなんだか品がない感じで好きになれませんが、親方衆はNHKとは違って自由に発言しています。13日目は春日野親方(元栃乃和歌関)と稲川親方(元普天王関)でした。玉ノ井部屋と同じく普天王のブログは北京でずっとチェックしていたし、栃乃和歌関は昔大阪のロイヤルホテルで見かけたことがあり、なんとなく親近感があります。二人で朝青龍の悪口を言っていたのが面白かった。強けりゃいいってもんじゃないヨ。春日野親方によれば、今場所の白鵬はあしらいがうまいものの、内容はイマイチらしいです。素人が見ると余裕で対戦しているみたいに思えるのですが。稀勢の里は勢いがあって、どんどん調子が上がっています。いつもは後半が弱いのだけど、今回は気合と覚悟が違います。・・・がんばれぇい!

試合が終わると、1階のエントランスで相撲甚句が流れています。おじさんに混ざっておばぁさんが唸っているので、へぇっと思います。素人さん?


大相撲観戦の帰りは、やはりチャンコ。”川崎”を予約したかったのだけれど、もう満席で、”ちゃんこ霧島”を予約。ちゃんこ霧島ビルの裏に、陸奥部屋があります。土俵は二階にあって、窓ガラス越しに練習風景が見えます。


コースを頼んだのですが、お造りがなんだかとっても大きい!ちゃんこも具が大きい!あと手羽先がボンっと出てきます。スープは醤油と白味噌のブレンドとのこと。すっきりと美味しいです。最後の〆に雑炊をいただきましたが、深ぁーいお出汁がじんわり美味しい。窓からは国技館とスカイツリーが見えます。いいですねぇ。
ちゃんこを楽しんでいると陸奥親方(元大関霧島)がテーブルごとに挨拶に来てくれました。写真撮影をお願い。

親方やっぱり大きくてかっこいい。私の着物、おはしょりがちょっと短すぎる・・・。

明日は千秋楽、当日券は無理かなぁ・・・。優勝パレードには駆けつけないと。

土俵祭り、そして回向院のお練り

今日は雨。こんな日は一日中ごろごろして、自作の切子グラスで冷酒を飲みながら、好きなつまみを食べる・・・なんてのが理想的な過ごし方。・・・でも明日から本場所が始まるので、今日は国技館で土俵祭りがあります。
土俵祭りは、祭りと言っても、神事です。大相撲協会の面々である親方衆初め、三役以上の関取衆も参加した中、土俵で白装束の3人の神主が神事を行います。

お神酒を撒いたり、土俵の四隅に白い紙のついた棒(なんて言うんでしょ?)を立てたり、“アメツチノォ…”と赤い襦袢を着た神主さんがいい声で唱えたりします。今日は無料で国技館で入れるので、結構観客が入っています。関取衆も色とりどりの羽織袴で参加。鶴竜関はちょっと退屈してるみたいだったけど・・・。

最後に触れ太鼓が土俵の周りを三周回って、終わりです。先日、かど家の女将さんが、この触れ太鼓は軒先にも来るそうです。昔は両国の街中を触れて回ったそうですが、今はスポットで回っているそうです。今のところ、うちのアパートには来てません。

国技館のエントランス付近で関取衆がどんどん集まっています。初めはNHKのインタビューでもあるのかなと思っていたのですが、どうやら違うみたい。今、ちょうど回向院で善行寺のご開帳をしているのですが、今日はそのお練りがあります。何十人ものお坊さんの行列があると聞いていたのですが、関取衆も参加するみたい。


やっぱりこのイケメン二人、琴欧州と把瑠都はカッコいい!身体も大きいし、愛嬌もあります。鶴竜・・・地味過ぎ、頑張れ!稀勢の里、もっと笑って!琴翔菊、よい人だと思うんだけど、もっと厳しく強くなって!

外では坊さんが並んでお練の準備。雨の中、関取衆も加わります。係りの人にヤイヤイ言われて、国技館通りへ。


まず善男善女がお経?を唱えながら通ります。その後、頭に丸い草鞋をつけた紋付袴のオジサン達が行進して、その後が関取衆。最後はお坊さん達が、紙の花びらを撒きながら行進します。多分、散華と言われるものだと思うのだけれど、雨の中、通りのみんなは頑張って拾います。私も1枚ゲット。中国ではお葬式の時に紙のお金を焼くのだけど、なんだかちょっと似ています。


みんな回向院まで入るのかなと先回りしていたのですが、そこまでは来なかったみたい、江戸時代以来の行事だったそうですが、雨で残念でした。

なんだかお昼にお寿司が食べたくなって、前から行きたかったお寿司屋さんの周りをウロウロしたのだけれど、なかなか開店せず。結局駅前の回転寿司に行きました。お寿司は回ってなくて、板前さんにオーダーする普通のお寿司屋さんです。私はランチメニューのヘルシーセットとエビス生を注文。

なんと500円!へぇー、安い!味も美味しい気がする。また来なくちゃ!

廻し干し日和

両国だけあって、相撲部屋は普通の街よりもたくさんあります。きっと両国はちょんまげ率は日本中で一番高い街だと思う。力士以外にちょんまげの人たちってちょっと思いつかないし。
よく行くスーパーの近くには片男波部屋、先日隅田川沿いをブラブラしていて春日野部屋や時津風部屋、大島部屋等を見つけました。

伝統の春日野部屋は門構えも立派です。
家の近所には八角部屋と錦戸部屋があります。でも実際にはどこにあるのかよく分からなかったのですが、このGWに有名なお蕎麦屋さんを探している時に見つけました。

八角部屋は横綱北勝海がやっている部屋ですね。千代の富士の弟弟子で、当時の九重部屋全盛時代の立役者です。私は三保ヶ関部屋の北の海、北天佑が好きだったので、めちゃくちゃライバル視していました。三保ヶ関部屋も墨田区にあるみたい。行ってみなければ。HPを見ていると毎日のちゃんこがアップされています。こういう努力がいいのよね。今は阿覧が唯一の関取みたいです。
八角部屋はイケメン力士、隠岐の海が頑張っていますね。5月場所は西の小結。イケメンには頑張ってもらいたいです。
錦戸部屋はあの水戸泉親方をやっている部屋で、八角部屋の真裏にあります。水戸泉は塩をいっぱい撒くお相撲さんでした。なかなか結婚できなかったと思うのだけど、おかみさんはみつかったのかしら。
八角部屋の横の道に、何やら黒い昆布状のものがたくさん干してあります。道路に直接広げているものも・・・。これが廻しの天日干しですね。

岡野玲子さんの漫画で、廻しは洗わないと知って結構ショックでもあったのですが、やっぱりその通りでした。でも土俵の土がこびりついて、おまけに折り目のところが白くなっていて、かなりのモンです。27日に稽古総見の一般公開があって、ちょっと覗いたのですが、その時は横綱はじめ、みな白い廻しでした。黒の方が汚れが目立たないから、若いもんはまず黒・・・とか決まっているのかなぁ。
  

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自己紹介:
上海から両国に越してきました。着物姿でお江戸をぶらぶら。

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