毎天在両国
初めての東京。関西人のお江戸暮らしを思いつくまま。
《誰も書かない中国進出企業の非情なる現実》青木直人
- 2013/08/24 (Sat) |
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題名と帯に魅かれて買いました。王子製紙や伊藤忠のこと等はへぇ・・・そうだったんだと思って読みましたが、何となくところどころに違和感を感じます。???と思って書評をいろいろ見たのだけれど、あんまり悪く言うようなコメントはありません。そうなのかなぁ・・・。
去年の反日デモでパナソニックの工場が襲撃されて時には、私も中国人は井戸を掘った人のことを忘れたのか!とは思ったんだけど、今の日本でも若者達が松下幸之助のことを知っているかと言えば?だし、ましてや中国の若者が日本企業が中国進出した事情を知っているとは思えません。北京市との合弁ブラウン管工場もとっくに売却されちゃっているし。そういうことと中国での業績は関係ないと思う。全日空が中国でのホテル事業から撤退したのも事業方針の一環だと思う。北京の西の動物園近くにあった新世紀ホテルは、私も時々利用させていただきました。でも当時から外資系ホテルはほとんどが北京の東にあったし、動物園に行くには便利だけど、ロケーションがイマイチ。うちは当時オフィスが西の方にあったので、ホテルのオフィス棟に入っていた銀行に行くついでに日本食を食べに行ったりしてました。・・・懐かしい。
習近平指導部は紅衛兵内閣・・・っていうのもなんだかちょっと違和感を感じます。紅衛兵→毛沢東ってなると、習近平が追い落とした薄 熙来の方を連想するし。文革時代に学生だったのは確かだと思うけど。宋慶齢を宋家の長女って書いてあるし、日本共産党と中国政府が近い・・・ようなことも書いてあるし、なんだか信用できない。
中国進出企業の現実が厳しいのはその通りで、中国市場は本当に難しい。同じアジアと言ってもやっぱり外国だし、国民性も違う。中国リスクを全然知らずにブームに乗って熱にうかれたように中国に入っていった企業はないと思う。ただし昨年からの尖閣問題による影響は想定外のレベルだったのは確か。利益を回収してすぐ撤退かぁ・・・。うーん、利益があればいいけど。
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上海から両国に越してきました。着物姿でお江戸をぶらぶら。
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