毎天在両国

9月1日は関東大震災後90周年で、アパートの前にある横網町の東京都慰霊堂でイベントがありました。関東大震災では10万人以上の方々が死亡・行方不明になったとのことですが、約3万8千人がこの慰霊堂のあった場所で亡くなったそうです。11時ごろは朝鮮人犠牲者の追悼会もあったようですが、12時過ぎに通り過ぎた時にはもう終わっていて、公園の周りには屋台がたくさん出ていました。

慰霊堂の中は教会のような横椅子がずらっと並んでいて、奥の祭壇に続きます。花輪がたくさん並んでいるのですが、一番大きな花輪は高円宮のものでした。この辺りは東京大空襲でも焼け野原になったそうで、お堂の壁には関東大震災を描いた絵画や東京大空襲後の写真が掛けられています。大江戸東京博物館に来るアメリカ人はここも見に来るといいのに。空襲後の白黒写真にはぞっとします。ホントにシリアを空爆するの？


公園内には地震体験車も出動。・・・親子連れが激しく揺れる車中で固まっています。

夜、公演ではミニコンサートが始まりました。

昼間の暑さは嘘のようで、風が心地いい。コンサートは次の土日にもあるみたいです。屋台目当ての若者で大勢来ているのですが、何人かは並んでお堂でお焼香しています。私もお参りをさせていただきました。

お堂の外にはキャンドルが並べられていました。ここが一番犠牲者がたくさん出た場所だそうです。当時は陸軍の被服工場跡が広場になっていて、たくさんの人が家財道具を持って非難してきたところに火災が発生、東京で死亡した方の半数以上はここで亡くなったそうです。

安らかにお眠り下さい。合掌。

帰り、屋台でタコヤキをゲット。

なんだかすごく大きなタコヤキ。6個で500円也。タコはもちろん入っているのですが、なんだか他に天カスみたいなものもぎっしり入っています。これで充分、満腹です。

公園から駅の方までずっと屋台が続いています。ホテルの前にもビール、サイコロステーキやら中華レストランの点心やらがお店を出していて本当ににぎやか。この土日にも屋台が出るのかなぁ・・・。

骨董市の帰り、人情深川ご利益通りで何か食べようとちょっとウロウロ。それにしても何というストレートな名前！観光客を意識した下町っぽいお店が並んでいます。もう三時過ぎだったので、カフェっぽいお店”ディデアン”に入りました。

あまり大きなお店ではないのですが、健康にこだわったお料理を出すお店らしい。・・・台湾名物の愛玉子も売りのようです。愛玉子に”オーギョーチー”と読み方が書いています。？？？どこの読み方？台湾語？台湾で食べた時はそのまま中国語で発音してオーダーしていました。・・・残念ながら、美味しい記憶はなし。まぁ、寒天やね。お店の紹介によるとデトックス作用があるそうです。私はカエルの卵みたいな珍珠奶茶の方がずいぶんと美味しいと思う。

・・・ランチタイムは終わっていて、薬膳カレーセットを注文。

薬膳カレーって言うから、そんなに辛くないのかと思いきや、結構ピリッと辛いです。クコの実が乗っているご飯の量が多いかなと思ったのですが、シャバシャバのカレーが辛いのでそうでもありません。白いのは、自家製のケフィアドリンクとか。甘いヨーグルト味なのだけれど、これもカレーの辛さを和らげてくれます。

お店を出てまだ日差しが強い中を歩いていると、折原商店の看板。店の外で外人さんがおいしそうにビールを飲んでます。

・・・そや、さっきはビールを頼みそこなったんやった・・・。私もビールを飲もうと店内に入ると、中は棚に日本酒がずらりと並んだ前で、立ち食い、立ち飲みしている外人さんでいっぱい。満員状態になっていたのであきらめました。ちょっとしたおつまみも出すみたい。・・・一人ではちょっと入りにくいなぁ。

それでも暑くてへこたれそうだったので、伊勢屋さんで一休み。宇治金時を注文しました。

下町には宇治金時が似合います。・・・でも氷はがりがりで、前に食べた由はらの方がフワフワで美味しかったかな。

前から気になっていた豊岡八幡宮の骨董市に行ってきました。午前中は切子教室だったので、午後14時ごろに家を出発。9月だというのに強烈な日差しと暑さ。迷った挙句、絽の夏着物で行きました。早く単で大丈夫な気温になって欲しい。和装スリップに半襟をクリップでつけて、襦袢なし。そんなに透けないので襦袢なしでもまぁ大丈夫。半幅帯をヤの字に結んだのですが、これがうまくいかない。テが長すぎたので、適当に織り込んで帯締めでギュッと締めて、まぁいいかって感じです。


14時半ぐらいにようやく到着したのですが、もうほとんどのお店が店仕舞いを始めています。お客さんもほぼゼロ。・・・片づけ中の骨董屋のおじさんに聞くと、好きな人は暗いうちから懐中電灯を持ってきているそう。私が真剣にうなづいていると、おじさんは”冗談やがな（東京弁でしたが）”と一言。でもお客さんは午前中に来てめぼしいものを買っていくので、今残っているのは売れ残りとのことです。・・・その売れ残りの根付には1万円近い値段が書いてあります。！！！めっちゃ高いやないですか！・・・古着の半幅帯等みたかったのだけれど、着物・布関係のお店ももう店仕舞い。


うーん、かわいい小引き出しとか欲しいなぁ。

 
陶器関係のお店も本当はたくさん出ていそう。おぉっ、私が好きな蛸唐草の染付けです。何気なく小さめのコップをみると15000円の値札！それやったら新品買うワ。これは値切って手に入れるってことやね。中国の偽骨董っぽいのもたくさん置いてあります。北京の潘家園で売っていそうなレプリカがゴロゴロ。騙されんようにせんと。

おじさん曰く、第三日曜日以外は毎週やっているそうで、第一と第二日曜日がたくさんお店が出るとか。うーん、次は気合を入れて朝から乗り込んでやる！

題名と帯に魅かれて買いました。王子製紙や伊藤忠のこと等はへぇ・・・そうだったんだと思って読みましたが、何となくところどころに違和感を感じます。？？？と思って書評をいろいろ見たのだけれど、あんまり悪く言うようなコメントはありません。そうなのかなぁ・・・。

去年の反日デモでパナソニックの工場が襲撃されて時には、私も中国人は井戸を掘った人のことを忘れたのか！とは思ったんだけど、今の日本でも若者達が松下幸之助のことを知っているかと言えば？だし、ましてや中国の若者が日本企業が中国進出した事情を知っているとは思えません。北京市との合弁ブラウン管工場もとっくに売却されちゃっているし。そういうことと中国での業績は関係ないと思う。全日空が中国でのホテル事業から撤退したのも事業方針の一環だと思う。北京の西の動物園近くにあった新世紀ホテルは、私も時々利用させていただきました。でも当時から外資系ホテルはほとんどが北京の東にあったし、動物園に行くには便利だけど、ロケーションがイマイチ。うちは当時オフィスが西の方にあったので、ホテルのオフィス棟に入っていた銀行に行くついでに日本食を食べに行ったりしてました。・・・懐かしい。

習近平指導部は紅衛兵内閣・・・っていうのもなんだかちょっと違和感を感じます。紅衛兵→毛沢東ってなると、習近平が追い落とした薄 熙来の方を連想するし。文革時代に学生だったのは確かだと思うけど。宋慶齢を宋家の長女って書いてあるし、日本共産党と中国政府が近い・・・ようなことも書いてあるし、なんだか信用できない。

中国進出企業の現実が厳しいのはその通りで、中国市場は本当に難しい。同じアジアと言ってもやっぱり外国だし、国民性も違う。中国リスクを全然知らずにブームに乗って熱にうかれたように中国に入っていった企業はないと思う。ただし昨年からの尖閣問題による影響は想定外のレベルだったのは確か。利益を回収してすぐ撤退かぁ・・・。うーん、利益があればいいけど。

江戸前寿司の原型と言われる与兵衛ずしを出す両国のお寿司屋さん、政五ずしさんへ行ってきました。土日のお昼に時々覗いていたのですが、いつも休みで、なかなか行けませんでした。ただ今日はお腹があまり空いていなかったので、800円のランチ寿司とビールを注文。これもこれで美味しかったです。

意外と小さい店内には新聞記事やテレビで紹介されました等の張り紙が貼ってあります。大将に与兵衛ずしと今の握りの違いを聞くと、まずシャリが違うそうです。赤酢（見た目黒かったので黒酢かと思った・・・）で作るのでシャリに色が付いているそうです。あと砂糖を使わず酢と塩だけなので、ちょっとしょっぱいとか。江戸時代のお寿司は塩をたくさん使ったのでもっとしょっぱかったそうです。ネタもマグロはづけ、コハダと白身（名前忘れました）は〆てあり、卵は卵白を使わずエビを練りこんであるとか。あとは穴子と煮ハマグリ。オボロを使ったりもしていたとか。いずれにせよ、今みたいに生の魚のままではなかったそうです。巻物はかんぴょうだけで、ワサビを使っていたとか。かなり1貫1貫が大きくて、お食事というより小腹が空いた時にちょっと摘まむので、４貫で１人前だったそうです。へぇー・・・。１人前２０００円也。

お寿司屋さんの大将は話しかけるのはちょっと怖いですが、こちらの大将は気さくでお客さんとの会話を楽しむタイプの方。今度、夜にでもお腹をすかせて寄らせていただきます。