毎天在両国

今日は二胡の公開レッスンがありました。公開レッスンの意味がよく分からなかったのですが、生徒をたくさん集めて全員に対してレッスンをするというもののようです。毎年1回あるそうなのですが、今回は弦の響きに重点を置くということで、同じく中国琵琶のプロの演奏家を迎えて、いろんな楽器と一緒に響く二胡や京胡の音を確認しました。…どちらかというと中国楽器の室内楽を楽しんだという感じ。

琵琶の先生は、他にも古筝や中阮も弾きます。全て二胡のように弦を擦り合わせるのでなく、弦を弾く楽器ばかり。実は私は二胡の前は琵琶をやっていたのだけれど、五本の指に爪をつけてそれぞれ外に弾きながら奏でるという動作がどうしてもできなくて、琵琶を諦めて二胡を始めました。琵琶の醍醐味はやはり轮指。
木琴をトレモロでずっと叩きているみたいな感じ。大体は女性が弾いているし、顔を隠すように弾くので、老女か美女かがよく分からない、と言うことを李白も詩に詠っています。今日、先生も紹介していましたが、敦煌の町には天女が琵琶を背中に回して掻き鳴らしているモニュメントがあります。本当に大昔からあった中国楽器です。中阮の音は今回初めて聴きました。ギターとそっくり。今日は三絃もありました。ビックリするほど大きな楽器で、バチではなく爪で弾きます。いろんなテクニックを使うのですが、日本の三味線とは全く違う楽器でした。

最後は先生作曲の黄砂。先生は汗ビッショリ。やっぱりあれぐらいじゃないと、お金は取れないのね。

ちょっと曇っていたけど、富士山はよく見えました。やっぱりきれいな形をしたお山です。お目出度い気分になってきました。新年快楽！

おいおい、安倍くん。この年末になんてことをしてくれる！ 政権を取って1年経って、急に発作的に思いついたのかしら？冷静に考えれば、今の状況で首相がとる行動でないことは分かるはず。

今日の日経の朝刊での宮本元大使の記事にこれからの中国との関係について希望を感じただけに、心からがっかりしました。


安倍くんは最近アベノミクスの裏でひたひたと自分のやりたかった事を進めているみたいでチョット怖い。

中国にいるみんな大丈夫かなぁ。また緊張の日々が始まるのかしら。

先日人形町で飲んだ後、歩いて両国まで帰っている時に、ももんじやの横でこいつを発見！

イノシシが吊るされてます。毛も生えたまま。獣やね。

一度は行ってみたいなぁ。ももんじや。

12月14日はご存知赤穂浪士討ち入りの日。日本中が赤穂浪士の味方の中、敵の吉良家所縁の面々は悔しい思いをしていると思っていました。以前大阪に住んでいた時、近くのお寺は大塩家と関係があり、赤穂浪士の墓碑がありました。討ち入りの日には子供達が仮装して街を練り歩いていたと思います。

両国近くの本所松坂町は浪士たちが討ち入りした吉良邸があったところ。今はせまい公園があるだけですが、吉良邸で討ち死にした武士の碑や吉良上野介の像があります。


上野介の首を洗った井戸も…。本当かしら？


12月14日と15日は討ち入りを祈念して（？）元祿市が開催されると両国のあちこちにポスターが。早速着物を着て行ってきました。


うーん、爺婆向けの衣類や靴、下着の出店が吉良邸跡の周りにずらりと並んでいます。こんなもんかぁ…。何のための市なのかなぁ。吉良さんは毛糸のパンツとかあんまり喜ばないと思う。気合を入れて着物で来ている客なんて私一人、お客様も爺婆ばかりです。結局、無料で配られていた甘酒をいただいて、大相撲カレンダーを実家のお土産に買って帰りました。

…おっと、ついでに300円で裾回しも購入。裾回しって、腰巻のことなんだって。毛糸のパンツとそう大差ないかぁ。