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毎天在両国

初めての東京。関西人のお江戸暮らしを思いつくまま。

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両国からちょっと歩く”政寿司”のづけあな丼

なかなか上達しないのですが、週末は熱心に江戸切子教室に通っています。ずっとぐい呑みに矢来模様をカットし続けていて、20個ぐらい同じ模様のぐい呑みグラスが溜まってきました。それでもまだ思い通りにはカットできません。技を実につけるにはやはり時間がかかるのです。今日、切子教室からの帰り道、一度入ってみたいと思っていた”政寿司”に入りました。

日曜日なのに、3組ぐらいお客さんが入っています。みんな連れがいるのだけれど、私はお一人様。下町のお寿司屋でお一人様なんてカッコいいけど、・・・注文が難しい。結局、ランチで出している丼、”づけあな丼”をオーダーしました。マグロのづけと蒸し穴子と胡麻醤油ダレが掛かった白身がのっている丼です。もう一つ”ばくだん”という丼があるのだけれど、こちらは納豆がベース。・・・関西人は納豆は食べられんのよ。


すごい迫力!今日の白身はノドグロとキンメ。生ビールで汗を落ち着かせてからいただきました。

穴子はフワフワでとろける食感が嬉しいのですが、胡麻醤油ダレのかかった白身魚がなんとも風味があって美味しい。ヅケは大きくてボリュームたっぷり、ぴりっとワサビを利かせてパクつきます。かなりの食べ応え。ずんずん食べ進めていくと、もう一段、卵やいくら、トビコ、イカ等が出てきます。わぁ!ウレシ!何となくとっても得をした気分。これに白身魚のアラを使ったお味噌汁が付いて、1500円ですよ!奥さん。

すっかり満足してから、中華料理屋で働く店員さんに日本語を教えに行きました。日本語を教えると言っても、ほとんどの時間、中国語でおしゃべりしています。彼女から、これは日本語でなんて言うの?とよく聞かれるのですが、答えるのが難しいことがママあります。今日は、クリームには牛乳が入っているのか?と聞かれました。うーん、クリームって??食べるクリームはたいてい牛乳が入っている気がするけど、BBクリームの話しをしている時に、これを言われると、・・・うーん。・・・白くてトロッとしているものをクリームと呼ぶことが多いが、牛乳は必ずしも入っていない、と答えました。・・・なんのコッチャ。

彼女は日本では無料で散髪をしてくれると言います。なんやら橋のところでやっていたそうで、中華料理屋のコックさんと息子も、並んでただで散髪してもらったそうです。ゴミ拾いみたいにボランティアでやってるんじゃないか、って言うのですが、そんなことってあるの?それに、日本の理髪店は眉毛も抜いてくれるって客から聞いたらしいのですが、そんなサービスやっている?顔を剃るときに眉毛の下とかもやってくれるのかしら?

ふん、彼女の方がずいぶんと物知りです。
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築地で朝ごはん

”6時15分に築地市場駅で”。夕べ聞いた言葉が酔っ払っている頭にも何となく残っていて、早起きして築地市場へ。今年の猛暑はやはり尋常でなく、朝6時過ぎというのにスゴイ日差しです。時間的にはまだ大丈夫かと思ったのですが、場内の人気のお寿司屋さんは既に長蛇の列。外国人ばかりかと思ったら日本人の若いカップルとかも結構多い。結局別のお寿司屋さんに行くことになりました。

海外からの出張者をご案内する、ということで、張り切って朝顔柄の浴衣を着て行ったのですが、ドレスコードは大間違いでした。朝の築地は魚を運ぶでかい電動台車(?)が荒っぽく行き交うところ。セリをしているところに入ろうと思ったのだけれど、9時までは仲買人しか入れないとのこと。おまけにそんな格好だと汚れるよと警備員さんに注意されました。・・・うーん。次はTシャツにジーンズにしなくては。

津中の市場を覗いていると、もうマツタケが出ています。3本で1000円ちょっと。中国産だろうけど、安すぎない?鰹の削り節もすごくいい匂い!有名なシュウマイ屋さんの小さい豚マンが美味しそう。

ウロウロしている間にフライトの時間が来て、欧州の出張者はホテルへ帰ってしまい、アメリカ人ひとりだけに。欧州の人たちは生の魚が苦手な人もいたのだけれど、アメリカ人は全然大丈夫みたい。彼がインド系だったからかしら?

数名で朝から生ビールを片手にお寿司をつまみました。・・・なんて幸せ!ありがとう、三連休。上司は冷酒を注文。朝から冷酒を飲みながら寿司をつまむなんて、なんて贅沢!

私はおまかせを注文しました。

ウニがすっごく美味しい!

アメリカ人も新鮮なお寿司に大喜び!アメリカにも寿司屋は多いのだけれど、カリフォルニア巻き等の巻物が中心だとか。やっぱり本場はいいなぁ・・・と言っていたと思う。

寿司屋の大将はかなり愛想が悪い。外人が大声でしゃべるもんだから癇に障ったのかなぁ。解散するとまだ8時。家に帰って一眠りです。

七月花形歌舞伎 東海道四谷怪談

2回目の歌舞伎座です。今回は人間国宝クラスの大御所が出てくる大歌舞伎ではなく、若手歌舞伎役者による花形歌舞伎。私はどちらかと言えば、花形歌舞伎の方が好きです。いい場面集でなく、通し狂言が多いので、ストーリーも楽しめるし、いずれにせよ白塗りで顔が分からないとは言っても、役者は若い方がやっぱりきれい。今回は夜の部の四谷怪談の通し狂言を観ました。お目当ては染五郎の伊右衛門です。彼の世話物の悪人は色っぽくてステキなのです。

木挽町広場には美しいポスターがアチコチに貼ってあります。

うっとりしつつ、幕間弁当を購入。1000円也。


・・・それにしてもスゴイ人。花形歌舞伎なのに、年寄りのおばぁさん達が結構来ています。着物姿の人もチラホラ。さすがやっぱり浴衣はいない。やめておいてよかった・・・。

チケットは一等席。eプラスで買ったのだけれど、1階席の花道にとても近いところです。ラッキーと思ったのだけれど、前に座ったご夫婦の背が結構高くて、ちょうど舞台の真ん中におばさんの頭が来ます。結局、首をかしげながら観る羽目に。・・・後ろの席のおじさん(もしかしたらおばさんかも)は途中熟睡しているらしく、シーンとしているところで、いきなり “っグガぁー!” と劇場全体に鳴り響く音を出しました。・・・っ。

お芝居自体はいろんな仕掛けがあってとても面白かったです。提灯抜けが一番ビックリしたかな。鶴屋南北って江戸時代のホラー作家。殺した相手の顔が分からないように、顔の皮を剥いだり、ちょっと前までお岩の修羅場があった部屋で祝言を挙げたり、大ねずみが赤ちゃんを攫ったりババァを穴倉に引きずり込んだり・・・。悪趣味と言うか、えげつないと言うか、ぎょっとします。・・・それにしてもなんでネズミ? 音声ガイドによると、四谷怪談は文化文政の時代の作品で、当時は世相が殺伐としていて、親殺しや子殺しが結構あったそうです。・・・今と同じってことらしいです。

菊之助は三役早変りも面白かったけれど、すごいのがお岩。死ぬ前から恨み節がすごくて、髪をすきながら、”うっ”とか”ぐっ”とかいう声が入るのもコワイ。(後ろのオッサンだかオバはんが、唸っているのかと思いました。)伊右衛門のことを恨みながらも惹かれるところも感じられ、それだけに、じめっとした恨めしい気持ちがよく出ていました。・・・ヒヤッとした舞台から来る空気もあって、本当にコワイお岩でした。

染五郎の伊右衛門は自分のことしか考えていない酷いDV男で、都合が悪くなるとすぐに人を殺してしまうのだけれど、単純で結構分かりやすい。お梅のお爺さんがお岩に毒を盛ったことを知った時やそこから気持ちの中に打算が生まれてくるところ等、もっと丁寧にもったいぶって演じたら、更に悪人の深みと凄みが出ると思うなぁ。・・・悪人の色男って頭が悪いから単純な方がいいのかなぁ。

9月も花形歌舞伎があります。次回は染五郎の他、海老蔵、勘九郎・七之助が出ます。また観に行かなくちゃ。

朝顔!


昨日朝顔市で買った朝顔がちょっと咲きました。四色咲きます、と聞いていた鉢だけど、水色と青紫と白、三色は大丈夫みたい。今日はお昼間35度くらいになるそうだけど、昼間はしぼんじゃうのかしら?

夏休みの宿題で朝顔の観察日記をつけていたのは、およそ40年前。・・・うーん、朝顔をどうやって楽しむのか、すっかり忘れてしまった。


入谷のうなぎや”のだや”

・・・続き。
外でしばらく並んでいたら、2階へ案内されました。席に案内されるのかと思ったら、2階で順番を待つようです。カンカン照りの外で待つよりは涼しくて、かなりましです。

こちら”のだや”は有名店らしく、NHKの時代劇の撮影の様子がPHOTOブックの映像で流されています。案内された離れにもサインを入れた額が飾られていました。

山本耕史しか分からん。

ランチのサービスうな重とビールをいただきました。店員さんはとても丁寧で親切。食べた後は、テーブルだけでなく、椅子もテーブルの下もきれいに拭いています。すっきりと気持ちいい。

使っているのは三河産の鰻だそうです。ふっくらとしていて、鰻なのにタレのせいかしら、結構あっさりしています。ごはんがちょっと多目かなぁ。

山椒をちょちょっと振りかけて、パクリ。美味しい!・・・前はお漬物は全く食べられなかったのですが、鰻をよく食べるようになってから、箸休めにいただけるようになりました。でも、黄色い大根のお漬物はダメ。ここのは茶色い大根のお漬物。うーん、やっぱりダメ。鰻をパクリ、お澄ましを一口。・・・んー、やっぱり美味しい。

外に出ると、まだカンカン照り。鰻重食べたばっかりだけど・・・、やっぱり・・・うわぁーっ!。
  

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職業:
会社勤め
自己紹介:
上海から両国に越してきました。着物姿でお江戸をぶらぶら。

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