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毎天在両国

初めての東京。関西人のお江戸暮らしを思いつくまま。

カテゴリー「食べたり、飲んだり」の記事一覧

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両国“ヌンソンサン”でタイ料理

GW最終日、どうしよっかなぁ・・・。自転車に乗って、前から気になっていたタイ料理屋へ行きました。自称タイ料理のヨコヅナのお店です。・・・タイ人の関取はまだ聞いたことがないけど、ひょっとして修行しているかも。

天気がよかったせいか、こじんまりしたお店はドアが開放されていて、なぜか屋内に黄色いパラソルが広がっています。結構お客さんが多い。本日のランチはもう出ちゃったっそうで、ガパオとランチビールを注文。

最初にスープと生春巻きがちょこっと出てきます。私は生春巻きが大好きで、タイ料理に行くとほとんど注文しています。なぜか上海のアジアンレストランの生春巻きはどいつもこいつもイマイチでした。リンゴとか入れてごまかしているのよね。ここのは普通に美味しいです。

これがガパオ。甘辛くいためたひき肉がタイ米と一緒に出てきます。“唐辛子は辛いので注意してね”と言われ、注意深く食べましたが、用心しても辛いものはカライ!タイ米は炊き方に工夫しているのだと思うけど、あの独特の臭さがなく、ちょっと甘くて美味しい。全体的にはあまり辛くなく、刺激が欲しい時はちょっと物足らない感じ。パクチが大盛りで乗っているともっといいのに。横の人が食べているラーメンが美味しそう。今度はアレをもらおう。

帰り道、自転車でグルグル回って、相撲部屋を探しました。

おぅ、井筒部屋です。看板も黒いしちょっと地味で古い感じ。昔、逆鉾が好きだったんだけど、この中に居るンかいな?大関鶴竜もこの中に居るンかいな?

おぉ、時津風部屋、発見!上に双葉山相撲道場と書いてあります。・・・にしても、時津風部屋の看板の字、下手過ぎない?ここはきれいなマンションになっているのですが、所属の力士も住んでいるのかしら?かなり昔、少女だった頃、蔵間関が非常に好きで、時津風部屋はとても贔屓にしていたのです。同級生がたのきんトリオに夢中だった頃、私は雑誌”大相撲”から切り取った蔵間の写真を定期入れに入れていました。その時津風部屋で、親方による暴力事件やら野球賭博やらが起こるなんて・・・。今はそんなことは何もなかった様にとても静かです。豊ノ島がここにいるはずなんだけど・・・。先日、横綱審議委員会の稽古総見の後、豊ノ島が国技館から自転車を押して出てくるのを見かけました。近所のおばちゃんから、“あんたの子、あんたとそっくりやねぇ”と話しかけられていました。
自転車と言えば、今日信号待ちしていると、ぷンっ!と力士臭が・・・。横を見ると田子ノ浦と書かれた浴衣をきた力士が自転車に跨って隣で信号待ちしています。関取かしら?とネットで調べてみると、田子ノ浦部屋ってあの久島海の部屋なんですね。それも去年亡くなっているなんて・・・。知らなかった。部屋の力士は春日野部屋と出羽海部屋に引き取られたとあったので、どっちかの部屋の力士なんでしょうね。お相撲さんは現役時代に無理をしているから早死にですね。

帰りにカフェで一服。

ピザが美味しいお店のようです。次はここでランチかな。

ヌンソンサンタイ料理 / 両国駅森下駅菊川駅

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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“両国”でうな重

両国の辺りは鳥料理屋さんが多いのですが、同じくよく目につくのがうなぎ屋です。隅田川で鰻がよく採れたのか、滋養がつくので流行ったのか・・・。関西と違って、こちらの鰻はフワフワ!こちらでは一度蒸してから焼いているので、フワフワの食感になるそうです。あと関西は腹開きで、関東は背開きなのは、武士が多い関東は腹切りを嫌ったからと聞きました。・・・味に違いがでるかどうかは???。また、関西のうな丼はまむしと言って、ごはんの間にも鰻が入っています。以前、横浜に居るときもこちらの鰻にハマッテしまっていろいろ食べ歩きました。あとなぜか着物を着ると鰻を食べたくなるのよね。・・・気分の問題かしら?
“両国”という老舗のお店に行きました。レトロな扉を引くと、頑固っぽいおじさん二人が鰻を焼いています。注文してから蒸して焼いているそうで、出てくるまでちょっと時間がかかります。鰻重(上)と肝吸い、ビールを注文。ついでに鰻の肝の佃煮も注文。

肝の佃煮は初めて食べました。生姜がきいていて、アテにいい感じ。講談の会を時々開いているみたい。一度行ってみなければ。

たっぷり、ぼってり、ツヤツヤの鰻はやっぱりフワフワ!美味しい!鰻はいいなぁ。元気とパワーが出てくるし、ちょっとした贅沢をしたようで、いい気分にもなる。
次は明神下神田川支店に挑戦だっ!

両國うなぎ / 両国駅森下駅浅草橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


両国“かど家”で軍鶏鍋

4月に大阪から友人が遊びに来た時に一緒に行きました。前々から一度軍鶏鍋を、と思っていたのですが、ひとりで行くのも何だし・・・、誰か来るのをずっと待っていたのです。以前やはり両国にある“ぼうずしゃも”というお店に行ったことがあるのですが、予約をしていないと無理でした。今回は予約もバッチリです。

吉良邸跡をちょっと見てブラブラ歩いていきました。その名の通り、道の四つ角にあるおうちです。文久2年、生麦事件ぐらいの時の創業の老舗です。ちょっと上品な料亭って感じ。通されたお部屋は床の間のある掘りごたつのお部屋で、中庭が見えます。六代目の女将さんによると、自分が子供の頃、池波正太郎さんがよくこの部屋を利用されていたとのこと。ふーん、鬼平犯科帳を読まなくては。


お部屋はこんな感じで落ち着いた和を感じますが、この升の屏風が江戸っぽくてスッキリとかっこいい。

私も関西に帰るときには、ひとつ買って帰りたいです。

お料理はコースで、スープやらミルフィーユみたいになったものやら、鳥料理がいろいろ出てきます。ビールグラスは江戸切子。うーん、よろしぉすなぁ。

メインの軍鶏鍋は、ももやら皮やらレバー、砂肝やら、鳥のいろいろな部位がピンク色で出てきます。まぁ、きれい!

この上の四角いのは鳥の油!鳥にこんなに油の部位があるの?っと驚いていたら、少しずつ集めてこの形に固めているのだとか。鳥は大山で放し飼いしているものを使っているそうです。
黒い八丁味噌で煮るので見た目はこんな感じ。こってりどってり、ちょっとドキッとします。

お味噌は愛知県の有名店から取り寄せたものを更にブレンドしているとか。見た目程、甘くはなく、こってりもしていません。

これまた大山から取り寄せた黄身が大きく盛り上がった卵に絡めていただきます。お肉に味噌味がしみて美味しい。思わず日本酒を注文。砂肝をこりっ、日本酒をぐびっ。うーん、鬼平気分です。
〆はうどんにしましたが、デザートまであって本当に満腹になりました。ご馳走様!

かど家鳥料理 / 両国駅森下駅菊川駅

夜総合点★★★★ 4.0

江戸蕎麦“ほそ川”

先日お休みだった有名お蕎麦屋さんに行ってきました。“ほそ川”です。

家から近いんだけど、細い路地にあってちょっと探しにくい。たたずまいからして、この通り大人って感じです。混雑しているのかと思ったのですが、私の他には先客が二組がいただけ。スッキリとした店内でゆったりと座れます。食べログでは接客が最悪・・・みたいなコメントが多かったのですが、お昼だったせいか、またお客様が少なかったせいか、若いオネェサンが丁寧に接客してくれました。前のオニィサンは熱いおそばとせいろ蕎麦を両方食べてました。ふーん、東京の人ってこんな風にお蕎麦を食べるんですね。私は穴子天ぷらとせいろ蕎麦、ビールを注文。

ビールにはこんな豆がついてきました。ビールグラスは台の部分が四角でグラス部分は三角の形。うーん、こんなにスッキリした店なのだから、スッキリとしたビールグラスの方がいいのに。江戸切子とか。

穴子天ぷらは1500円でこのボリューム!揚げたてです。きっとこの塩も何かイワレがあるんだろうな・・・。まずは牛蒡をつまんで、塩をちょっとつけて、パク。熱~い!穴子は身も厚くてホクホクと、とても食べ応えがあります。・・・夢中でパクパク食べていたらお腹がかなりいっぱいに。先日、近所の天ぷらの老舗で名物かき揚げを食べた時もすぐにお腹がいっぱいになってしまいました。・・・もう天ぷらを最後まで楽しめない年齢になってしまったようです。

せいろ蕎麦はこちら。お腹はいっぱいだったのですが、お蕎麦は大丈夫。ご主人がかなりこだわったお蕎麦だそうです。素人にはよく分かりませんが、歯ごたえ、食感がしっかりとしていて、お蕎麦の風味もたっぷり・・・のような気がします。
最後に蕎麦湯が来るのですが、これがもったりと濃厚。うーん、まったり・・・致します。以前、蕎麦打ち体験で最後に自分が打ったそばの蕎麦湯が出てきたのですが、散々打ち粉をしたせいか、蕎麦湯とは思えないほどどろりとした重いものが出てきました。あれに近い?・・・てことはないなぁ。

かなり贅沢なランチでございました。

江戸蕎麦ほそ川そば(蕎麦) / 両国駅森下駅蔵前駅

昼総合点★★★★ 4.0


“駒形どぜう”で、どぜう鍋

浅草に行く時、よく前を通るので気になっていた“駒形どぜう”に行ってみました。

私は木綿の紺縞の着物に木綿のベージュ色の帯、草色の帯揚げに臙脂色の帯締め・・・と江戸下町モード全開で挑みました。朝の11時半ぐらいに行ったのだけれど、もう満席。3階建てなのにスゴイ人気です。全体的に年齢層が高いお客様が多くて、階段がダメとか、テーブルにして・・・等のリクエストが多いみたい。下足番に名前と人数を言って外で待ちます。
・・・待つこと約15分。1階大広間のテーブル代わりに長い板を敷いているところの一角に案内されました。

正面に大きな神棚があり、メニューの札が下がっています。みんな正座か胡坐ですね。私は着物なので正座・・・。足の痺れを覚悟して座ります。ほとんどの人が食べているどぜう鍋とビールを注文。

すぐにこんな奴が出てきます。どぜうはねずみ色でぶよぶよしていてちょっと不気味。・・・美味しそう!って感じじゃありません。このどぜう達はお酒で酔っ払わされた上に味噌で煮込まれ、またその上にタレに漬け込こまれてたんだとか・・・。どぜうの恨みがこのねずみ色に出ているのかも。
・・・上海でもどじょうは食べるのですが、田鰻と呼ばれ、開いて醤油で甘辛く炒めて食べます。つやっと黒光りしているお料理で、見た目も美味しそうなんだけど。・・・今ちょっとネットで調べてみると、田鰻は鰻とどじょうの間の川魚とか。知らんかった!今までずっと、中国のどじょうです、と言って日本人出張者にお薦めしていました。・・・。
・・・。
オネェサンが、“脇に置いてあるネギをどぜう鍋の上に盛ってください。それがふつふつと煮えて来たら食べごろなので、お好みで七味や山椒をかけてお召し上がりください”、多分こんな事をささやくような声で説明します。・・・聞こえへん。なんで東京の若いお嬢さんは声がちぃさいんやろ・・・。横で酒盛りをしているおじさん達をまねながら、ネギを盛っていきます。

ねずみ色のどぜうが隠れていい塩梅です。横から見るとこんな感じ。

炭を熾した上にすごく浅い土鍋が乗っています。そこにどぜうを並べて割り下を張っているのですね。ふつふつと煮えてきたので、とぜう一匹を掴んで七味をかけます。

白目がコワイと思いつつ、パクリ、むしゃむしゃ。・・・意外にあっさりとしていて、美味!山椒もいいね!これは日本酒が進みます。冷のコップ酒が欲しいなぁと思いつつ、正座していることもあるし、長居はできない、とガマン。
合間にビールをぐっと煽りながら、あっと言う間に食べてしまいました。他にも、どぜう汁とか、柳川とか、くじらとかもあるんだけど、足が限界になる前に失礼しました。
実はこの日も村上春樹の新刊本を持参していたのだけれど、どぜう鍋に村上春樹は、全く合わない。本当に。っでどぜう片手に村上春樹・・・は止めて、隣のコーヒー屋さんで足を伸ばしながら少し読書。本と料理も食い合わせみたいなものはあるかも。
ところで、どぜう鍋を食べて以来、2・3日経った今でも、喉の上の方に苦い・・・と言うか、引っかかりみたいなものを感じます。これはどぜうの滋養効果?或いはねずみ色のどぜう達の恨み?
  

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自己紹介:
上海から両国に越してきました。着物姿でお江戸をぶらぶら。

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